子供の内からやっておいたほうがいいスポーツを、バドミントンコーチが考えてみる。2
第二弾は「バレエ」です。
バレエとは、舞台舞踊です。歌詞や台詞を用いずに、物語性のあるストーリー(物語性のない作品もある)を「踊り」で表現します。
西ヨーロッパ(ルネッサンス期のイタリア)が発祥と言われていて、バロ(Ballo)と呼ばれるダンスからバレエは生まれました。
元々は宮廷の余興として楽しまれていたバレエは、1670年代に劇場へと舞台を移しました。
現代では街のいたるところにバレエ教室があり、子供への習い事として人気を博しています。記事を通して、人気が高い理由や子供のうちからやっておいたほうがいい理由を書いていきます。
メリット
姿勢が良くなる
バレエを習う上での最大のメリットといえば、姿勢が良くなることではないでしょうか。頭の先からつま先まで一本の軸になるよう意識した練習をしているので、練習で身に着けた姿勢の良さは普段の生活から見えます。
小さいうちから習慣づけておくことで、猫背になる確率は少ないでしょう。
礼儀を学べる
どのスポーツでも言えることですが、年上と関ることで礼儀を学べます。また、バレエでは礼儀というものをとても大事にしているので、他の習い事よりも礼儀を多分に学ぶことができます。
どのスポーツにでも応用できる「体幹」が身につく
「体幹」というワードをご存知でしょうか。体幹とは、身体のコアとなる部分です。
体幹がしっかりしていないと身体が動きの中でブレてしまうので、良いパフォーマンスができないのです。
バレエは他のスポーツと違って体幹がつくトレーニングを行っているので、そのトレーニングで得た成果は他のスポーツをやる上でプラスの効果を発揮するでしょう。
また、柔軟力(柔らかい筋肉)も身につくことでケガをしなくなったり、どのスポーツにも対応できるようになったりします。
感情を表に出せるようになる
踊りというものは、自分が感じていることや思っていることを表現するモノです。自分の中でくすぶっているものを表に出す行為は、とても難しいです。けれど、小さいときからそれを習慣化することで、人の前でスピーチできるようになったり嫌なことを嫌と言える人間に成長するでしょう。
デメリット
多くの費用がかかる
バレエをやる上での1番のデメリットといえば、費用でしょう。
週1回のレッスンだと、年齢にもよりますが5,000円~15,000円ほどです。
ただ、バレエに関しての出費で1番大変なのは月謝ではありません。発表会での出費です。
衣装やメイク代、写真代と出費がかさむものが発表会前にはついて回ります。バレエをやっている友人によると、大体5万円はかかるそうです。
まとめ
金銭面のことを抜きに考えれば、姿勢の正しさや体幹がつくこと、感情を表に出しやすくなることは大きなメリットがあるのではないでしょうか。
子供のやる気次第ですが、一度見学に連れて行ってはいかがでしょうか。